マレーシアの公用語は英語?マレー語?移住生活で困らないための言語事情について紹介

マレーシアは3つの民族から成り立つ多民族国家です。
さらに移住先としても人気なので、世界中からいろんな文化や言語を持つ人が集まっています。
そこで本記事では、マレーシアの公用語や、実際に現地で多く使われている言語について紹介します。
マレーシアの公用語や言語について理解を深め、現地の人たちと楽しく交流を重ねてみてください。
Contents
マレーシアの公用語は?現地で話されている言語は4つ

マレーシアで使われている言語はマレー語・中国語・タミル語・英語の4つです。
マレーシア人は、民族間やシチュエーションごとに言語を使い分けており、ほとんどのマレーシア人はマレー語と英語の2つを流暢に話すことができます。
そこで本章では、この4つの言語がどのように使い分けされているのか?要点を3つに分けてわかりやすく解説します。
- マレーシアの公用語はマレー語
- マレーシアの共通語は英語
- マレーシアで使用されている文字
マレーシアの歴史や成り立ちを知ることで、言語の使い分けについて理解が深まるので、ぜひ参考にしてみてください。
マレーシアの公用語はマレー語
マレーシアはイギリスからの植民地独立をきっかけに、1963年にマレー語を公用語として制定しました。
公立の学校教育では国語の時間にマレー語を学んでいるため、民族関係なくマレーシア人はマレー語を話します。
さらに長く植民地支配下だったので、現在も英語教育が行われており英語が話せる人も多いです。
【民族ごとに使われている言語の種類】
- マレー系:マレー語、英語
- 中華系:中国語(福建語・北京語・広東語など)、マレー語、英語
- インド系:タミル語(ヒンディー語)、マレー語、英語
マレーシア国民の多くが最低2カ国語、人によっては4カ国語を話せます。
マレーシアの共通語は英語
マレーシア政府は1963年に、マレー語を公用語と定めたタイミングで、英語にも公用語として地位を与えました。
ただマレーシアでは、英語は共通語もしくは準公用語と捉えている人が多いようです。
とはいえ、マレーシアはアジアの中での英語力ランキングは1位であり、現在も英語教育に力を入れています。
移住者、観光客、異なる民族同士では英語で喋るので、街を歩くとすぐに英語でのやりとりが聞こえてきます。
マレーシアで使用されている文字
マレー語の表記は1904年からローマ字が用いられています。
1904年以前はアラビア文字を元にしたジャウィ文字が用いられ、現在でも看板などにジャウィ文字が使われているところがあります。
マレーシア人の大多数の人は、学校でジャウィ文字を習っており基本的な読み書きができます。
さらにマレーシアの国教はイスラム教なので、アラビア文字を見かけることも多いです。
これに加え各民族の文字も使い分けており、マレーシア人が様々な言語と文字を瞬時に使い分ける術を身につけていることがわかります。
マレーシアでのビジネスシーンに必要な言語スキル

マレーシアのビジネスシーンでは主に英語が使われています。
本章では、就労移住を目指す場合に身につけておきたい語学スキルについて、以下の2項目にわけて解説します。
- 英語力は「日常会話レベル以上」あると良い
- 職種別で求められる英語スキルはどれくらい?
日常会話を話せる英語力があれば、マレーシアで条件の良い仕事に就職しやすいです。
目指している業界がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
英語力は「日常会話レベル以上」あると良い
マレーシアで就職するのであれば、最低でも事務的なやり取りは英語でできる必要があります。
ちなみに、公用語であるマレー語が求められることはほぼありません。
歓迎される英語スキルの目安はTOEIC700以上ですが、英語が話せなくても就職できる職業も多少求人があります。
職種別で求められる英語スキルはどれくらい?
マレーシアで求人が多い職種は、コールセンター、営業職、事務職(秘書)、技術職の4つです。
それぞれの職種で求められる英語スキルや、仕事内容について解説します。
【コールセンター】
基本的に英語スキルや経験は求められません。
コールセンターなどのカスタマーサポートでは、日本企業や日本人に向けた対応がメインです。
メールや電話対応がメイン業務で他の職種に比べたら、給与は低いです。
しかし日本の物価に合わせた給与なので、物価の低いマレーシアでは十分快適に過ごすことができます。
【営業職】
日本以外の企業をターゲットにする営業職は、ビジネスレベルの英語が求められます。
アポ取り、商品説明、交渉、ヒアリングなどを英語で行うので、日常会話レベルの英語が話せれば困ることはありません。
クライアントと契約がまとまったあとは、現地マレーシアのスタッフと社内で英語でのやり取りも行います。
事務や経理ほど高い英語スキルは求められませんが、業務に支障が出ない程度の英語は身につけておいた方が良いでしょう。
【事務職(秘書)】
書類作成、翻訳、通訳などを行います。
ビジネスレベルの英語力が必須です。
会計・税務処理、秘書、通訳の求人が多いです。
最近は病院通訳の求人が増えており、主に私立病院でマレーシア人の医者と日本人の患者の通訳を行います。
業界の専門的な英語が話せるとより就職しやすいでしょう。
【技術職】
英語での専門用語や技術用語が理解できる専門的な英語力が必要です。
日系企業では工場建設や現場管理、施工図の作成など、建築関連の求人が多いです。
現地マレーシア人と英語でのコミュニケーションを取る場合も想定されるので、英語を話せる方が仕事がやりやすいでしょう。
ただ、技術職では企業が通訳を雇う場合があり、日本語のみで問題ない求人もあります。
マレーシア移住生活で必要な言語スキル

本章では、マレーシアで移住生活を送るにあたって、シチュエーションごとに身につけておきたい英語スキルについて解説します。
- 買い物や食事をする場合の言語スキル
- 病院を利用する場合の言語スキル
マレーシア移住をきっかけに、英語や他言語への知識を深め、快適に移住生活を送りましょう。
買い物や食事をする場合の言語スキル
マレーシアの公用語はマレー語ですが、現地の従業員には英語で話しかけられます。
様々な言語を使い分けている国民だからこそ、英語の文法や語彙が間違っていても理解があり、ミスにも寛容です。
臆する必要はないので、堂々と英語で言いたいことを伝えましょう。
また、現地のマレーシア人と仲良くなりたければ、英語以外にマレー語や中国語が話せれば、歓迎されやすいでしょう。
積極的に英語で話しかけて、移住生活を楽しんでいきましょう。
病院を利用する場合の言語スキル
移住者の多くは私立病院か近くのクリニックを受診します。
国立病院であればマレー語でのコミュニケーションの割合は増えますが、私立病院は通訳スタッフが常駐している病院が多いので心配ありません。
街のクリニックの場合でも、英語で話しかけてくれることがほとんどです。
どうしてもわからないときはスマホで翻訳機能を使って乗り越えましょう。
マレーシア移住で公用語は話せた方が良い?

マレーシア移住において、公用語のマレー語は話せた方が良いのか?不安になる方もいるかもしれません。
結論、英語スキルさえあれば問題ありません。
しかし、マレー語が話せれば現地の方から歓迎されやすく、より多くの文化や生活様式を体験することができます。
そこで本章では、公用語であるマレー語を習得するメリットなどについて以下の2つを解説します。
- マレー語を習得するメリット
- マングリッシュの知識があるとなお良い
マレーシアで話されている英語は独特の文法や訛りがあり、マングリッシュと呼ばれています。
マングリッシュを習得すればコミュニケーションが楽になるので、ぜひ参考にしてみてください。
マレー語を習得するメリット
移住における手続き書類は全てマレー語なので、署名や記入作業が大変です。
しかしマレー語を習得すると、行政手続きが圧倒的に楽になります。
日本人にとってマレー語は習得しやすい外国語の1つと言われており、発音や文法が身につけやすく、英語よりも楽に覚えられます。
移住生活で時間や労力が余っている方は、英語と同時にマレー語を勉強すると、より現地の人と仲良くなれます。
ぜひ、チャレンジしてみてください。
マングリッシュの知識があるとなお良い
マレー語の独特の訛りと文法が混ざり合ったマレーシア英語は、通称マングリッシュと言われています。
日本人が話すカタカナ英語がジャパングリッシュと言われているのと同じです。
移住したての頃であれば、耳がなれずコミュニケーションが難しいと感じるかもしれません。
マングリッシュは、語尾に「lah」がつくことが多いのが特徴の1つです。
「OK! lah!」「Don’t Worry lah!」など強調するときに使われます。
他にもマングリッシュは日常的に使われているので、ぜひ覚えて現地の人とのコミュニケーションで使ってみてください。
まとめ|マレーシア移住を機に言語スキルを磨こう
マレーシアの公用語はマレー語ですが、英語も日常で広く使われています。
こうした言語の使い分けの背景には植民地時代の名残があり、マレーシアの歴史を感じることができます。
就職でマレーシアに移住する場合は、ある程度の英語スキルがあった方が困ることは少ないでしょう。
ただしコールセンターなど日本人相手の仕事であれば、英語スキルが低くても問題ありません。
またマレーシアは物価が低いため、語学学校の学費も安いです。
移住を機に英語を学ぶ方も増えているので、ぜひ積極的に英語習得を目指してみてください。
サムライプラスでは実際に現地在住の専門家が、マレーシアへの移住に関するご相談に対応しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
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