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マレーシア移住者の医療費や医療保険について解説

マレーシア移住医療費

マレーシアでの移住生活で病気になった場合、マレーシアの医療制度を把握しておかないと医療費が高くつく可能性があります。

本記事では、マレーシアの医療制度・医療費について分かりやすく解説します。

移住者におすすめの医療保険や選び方についても解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

マレーシア移住者の医療事情について

マレーシア移住医療費

マレーシア移住後に病気や怪我になった場合、日本と同じような診察や医療措置をしてもらえるのか気になる方は多いです。

そこで本章ではマレーシアの医療水準や医療事情について以下2つを解説します。

  1. マレーシアの医療水準
  2. マレーシアの公立病院と私立病院の違い

マレーシアの医療事情を知り、移住後のもしもの時のために備えておきましょう。

マレーシアの医療水準

マレーシアの医療水準は世界でも高く評価されています。

特にクアラルンプールなどの都市部では、最新の医療技術と水準の高い医療サービスが提供されており、多くの病院が国際的な基準を満たしています。

同じく医療水準が高い西欧や欧米と比べると医療費が格安なため、治療や検診を目的とした「医療観光」の目的地としても人気が高いです。

ただし公立病院と私立病院では、医療水準やサービスが大きく異なるため注意が必要です。

マレーシアの公立病院と私立病院の違い

マレーシアの大きな病院には、国が運営している公立病院と、企業が経営している私立病院があります。

違いを比較した表を参考にしてみてください。

【マレーシアの公立病院と私立病院の違い】

医療費 サービス 救急車
公立病院 ・国が一部負担してくれるため非常に低い

・外国人はマレーシア市民よりも若干高め

・混雑しやすく、待ち時間が長い

・設備や施設が古い場合がある

・現地の言葉でやりとりをする

・999に連絡

・病院の指定は不可

・基本的に無料

私立病院 ・全額自己負担 ・迅速で丁寧なサービス

・ホテルライクの個室の提供

・技術や設備が最新

・通訳スタッフが常駐

・民間の救急車会社に連絡

・料金が発生する

マレーシアにおける医療水準は、公立・私立共に全体的に高めです。

公立病院でも基本的な医療ニーズには十分対応できるレベルです。

私立病院はサービスが充実していることに加え、国のサポートがないため医療費が高めになっています。

マレーシア移住者の医療費について

マレーシア移住医療費

基本的に、マレーシアは物価が低いため公立病院であれば日本より医療費がかかりません。

ただし、マレーシア市民と移住者とでは料金が異なる場合があるため、注意が必要です。

本章では、マレーシア移住者の医療費がどれくらいかかるのか?以下3つを解説します。

  1. 風邪や軽度の怪我などの医療費はどれくらい?
  2. 薬局で購入できる市販薬はいくらする?
  3. 移住者が救急車を呼んだときの料金は?

移住後にマレーシアでかかる医療費の相場を知り、後々トラブルにならないように参考にしてみてください。

風邪や軽度の怪我などの医療費はどれくらい?

マレーシアで風邪や軽度の怪我をした場合、大きな病院ではなく、地域のクリニック(個人経営の診療所)で診てもらうことが一般的です。

【風邪で受診した場合の医療費】

  • クリニックまたは公立病院:30RM(900円)程度
  • 私立病院:150RM(4,500円)程度

私立病院は全額自己負担のため高額ですが、医療保険に加入していれば日本での医療費とさほど変わりません。

クリニックや公立病院の医者はマレー語での対応が多いので、簡単なフレーズを覚えておくと安心です。

下記の外務省のページでは、マレーシアで体調不良になった場合に使える言葉が紹介されているので、参考にしてみてください。

参考:10.現地語・一口メモ(外務省)

薬局で購入できる市販薬はいくらする?

マレーシアの薬局で購入できる市販薬の種類は、日本とさほど変わりません。

梱包数やサイズによって金額が多少異なりますが、10〜30RM(300〜900円)程度あれば手に入ります。

【マレーシアの薬局で購入できる市販薬(1RM=30円換算)】

薬の名前 特徴 値段
解熱鎮痛剤 Panadol(パナドール) 日本のイブやバファリンと同じような薬。コンビニやスーパーではバラ売りされている。 2〜20RM(60〜600円)程度
胃薬 PIL CHI-KIT/安徳風痧濟急丸(ピルチーキット) 日本の正露丸と同じような薬。胃痛・下痢・嘔吐全般に使える。 2〜20RM(60〜600円)程度
皮膚用塗り薬 MINYAK KAPAK(ミニャ カパック) 日本のムヒやオロナインのような位置付けで、オイル状の薬。虫刺され・擦り傷・切り傷などに使える。 3〜15RM(90〜450円)程度
湿布 SALONPAS(サロンパス) 日本と同じ名前で販売。塗り薬タイプではアンメルツヨコヨコも同じ名前で販売。 15〜25RM(450〜750円)程度
冷却シート Bye-Bye FEVER(バイバイフィーバー) 日本で販売されている久光製薬の熱さまシートが名前を変えて販売。 10〜20RM(300〜600円)程度

薬剤師が常駐していることが多く、どれを選べばいいか分からない時は質問できます。

病院からもらった処方箋を持参すれば、調薬も可能です。

移住者が救急車を呼んだときの料金は?

マレーシアでは、移住者が救急車を利用すると料金が発生します。

しかし公立病院と私立病院では料金が大きく異なり、対応も変わります。

【救急車を呼んだ時の料金と対応の違い】

料金 連絡先 サービス内容
公立病院 ・基本的に無料 ・フリーダイヤル999番(警察、消防車も同じ番号) ・公立病院に搬送

・病院の指定不可

私立病院 ・250RM(7,500円)程度〜

・遠隔地は追加料金が発生(緊急の容態の場合は無料)

・民間の救急車専門会社

・私立病院の救急車搬送用番号に電話

・搬送先は利用者が指定

公立病院への搬送は基本的に無料ですが、後から料金を請求されたケースもあるようです。

なお、マレーシアに移住した日本人のほとんどの方は、私立病院を利用しています。

救急車の会社ごとに番号が違うため、事前に利用する会社の番号を控えておきましょう。

参考:8 病気になった場合:救急車専門会社の番号(外務省)

マレーシア移住者の医療保険事情

マレーシアでは医療費が高いため、医療保険の加入がおすすめです。

本章はマレーシア移住者の医療保険事情について以下3つを解説します。

  1. マレーシア移住では医療保険の加入が必須
  2. マレーシア移住での医療保険の選び方
  3. 日本の国民健康保険が活用できる可能性あり

手術や入院となれば数百万〜2千万円程度かかる場合もあります。

移住後の医療費を少しでも安くするために、ぜひ参考にしてみてください。

マレーシア移住では医療保険の加入が必須

マレーシアに移住した日本人は、私立病院を利用していることが多いです。

私立病院は全額自己負担なため、医療費がかかります。

医療保険に加入していれば自己負担額が減るので、経済的なリスクを軽減するためにも、医療保険への加入は重要です。

マレーシア移住での医療保険の選び方

マレーシア移住に関する医療保険には、主に現地医療保険と国際医療保険の2つがあります。

  • 現地医療保険:
    コストが低いが、カバー範囲が狭い。原則マレーシア国内で適用。
  • 国際医療保険:
    コストが高いが、カバー範囲が広い。マレーシア国内外で適用可能。

発生した医療費は保険会社から病院へ先に支払われます。

90日以内の滞在であれば、クレジットカードに付帯する海外旅行保険の活用がおすすめです。

駐在員の方は、勤めている日本の企業が、特定の私立病院または保険会社と契約し、社員の代わりに医療費を負担してくれる場合もあります。

個人的に医療保険に加入する必要がある方は、国際医療保険がおすすめです。

国際医療保険はコストが高い分、保証範囲が広いので医療費の保証上限を超える心配がほぼありません。

基本的に保険会社と提携している病院での適用になるため、移住先エリアの私立病院を調べておきましょう。

日本の国民健康保険が活用できる可能性あり

マレーシアに移住後も日本に住民票を残している場合は、日本の国民健康保険が活用できます。

必要書類を揃え、帰国後に役所に申請することで医療費の払い戻しが可能です。

必要書類や払い戻しされる医療費について知りたい方は、住民票がある各自治体に「海外療養費」の申請方法を聞いてみてください。

マレーシア移住で気をつけるべき病気と予防

マレーシア移住医療費

マレーシアでは、日本ではあまり聞かない感染症に罹患する可能性があります。

本章では、マレーシア移住で気をつけるべき病気や予防について以下の4つを解説します。

  1. 狂犬病に注意
  2. 蚊によるウイルス感染に注意
  3. 腸チフスや肝炎に注意
  4. マレーシアのワクチン接種医療機関について

医療費が日本よりもかかるため、病気に感染しないために個人での対策が重要です。

紹介する内容をぜひ参考にして、安全で快適な移住生活を送れるようにしましょう。

狂犬病に注意

マレーシアでは2017年以降、一部地域で狂犬病への感染が40例ほど確認されています。

感染例のほぼ全てで死亡が報告されているため、野犬や野生動物には近づかないようにしましょう。

万が一、接触し感染の恐れがある場合は、速やかに医療機関を受診してください。

狂犬病は発症するとほぼ100%死亡する疾患です。

移住前にワクチン接種を済ませておくなど対策しましょう。

蚊によるウイルス感染に注意

マレーシアは蚊による感染症が日本よりも非常に多いです。

【マレーシア国内の蚊による感染症について】

感染が多い地域 症状 治療
マラリア ・サバ州、サラワク州の森林地帯

・半島内陸部

・高熱

・治療が遅れると脳や腎臓に影響が出て、死亡する危険性がある

・抗マラリア薬(メフロキン、アーテスネイト)の内服。
日本脳炎 ・サラワク州 ・高熱、頭痛、嘔吐、意識障害

・発症者の20〜40%が死に至る

・治療法はなく、安静と対症療法が中心
デング熱 ・マレーシア国内全域 ・発熱、頭痛、筋肉痛、発疹

・重症化すると死に至る危険性がある

・治療法はなく、安静と対症療法が中心
チクングニア熱 ・マレーシア国内全域 ・発熱、関節痛、筋肉痛、リンパ節腫脹 ・治療法はなく、安静と対症療法が中心
ジカウイルス感染症 ・マレーシア国内全域 ・発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、斑丘疹疲労感、倦怠感

・母子感染、輸血や性交渉で感染する

・治療法はなく、安静と対症療法が中心

マレーシアでは蚊による感染症が多く報告されていますが、移住前に予防接種を行うことで、発症を防ぐことができます。

またマレーシア移住後は、虫除け対策をしっかり行いましょう。

腸チフスや肝炎に注意

腸チフスは飲食物から感染し、高熱を発症するため抗生物質で治療を行います。

A型肝炎は食べ物から、B型肝炎は血液・体液から感染します。

特に中高年の方は重症化しやすく、発症者の1〜2%は死に至る危険があるため注意が必要です。

どちらも発熱・嘔吐・下痢・倦怠感・黄疸といった初期症状がみられ、注射や投薬を行います。

マレーシアで多い感染症は移住前のワクチン接種で防ぐことが可能です。

移住後にワクチンを接種する場合は、専門のワクチン接種医療機関を受診しましょう。

マレーシアのワクチン接種医療機関について

マレーシアに移住する際は、ワクチンの予防接種をお勧めします。

外務省では特に「A・B型肝炎、破傷風」の予防接種を勧めています。

なお、小さいお子さんがいる場合は、マレーシアで小児定期予防接種を行うことも可能です。

マレーシアのワクチン接種医療機関は下記リンクより確認できるので、参考にしてみてください。

参考:クアラルンプールのワクチン接種医療機関

参考:ペナン周辺のワクチン接種医療機関

まとめ|マレーシア移住後は医療費が高額なため保険加入は必須

マレーシアでは医療費が日本の3倍程度かかるため、医療保険への加入は必須です。

移住する方におすすめなのは、保証範囲が広い国際医療保険です。

自分や家族の健康状態、年齢、既往症の有無を考慮し、最適な医療保険プランを選択しましょう。

サムライプラスでは実際に現地在住の専門家が、マレーシア移住に関するご相談に対応しております。

起業や不動産関連の相談も受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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