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マレーシアのヘイズ(煙害)とは?原因や症状・移住や旅行での対策法を解説!

マレーシアヘイズ

移住先として日本人に人気のマレーシアですが、近年は環境問題に関心が集まっています。

特にマレーシアではヘイズ(煙害)が問題視されており、健康被害が懸念されています。

これからマレーシアへの旅行や移住を考えている方は、ヘイズによる症状や対策法を把握しておくことが重要です。

そこで本章ではヘイズが発生する原因、現在のヘイズの発生状況、対策法について詳しく解説します。

マレーシアで深刻化しているヘイズとは?

マレーシアヘイズ

本章ではヘイズについて以下3つの項目を解説します。

  1. マレーシアでヘイズが発生する原因
  2. ヘイズに含まれる有害物質
  3. ヘイズによる健康被害

ヘイズの問題は年々深刻化してきているので、マレーシア渡航後に体調を崩さないよう気をつけましょう。

マレーシアでヘイズが発生する原因

インドネシアのスマトラ島やカリマンタン島での大規模な焼畑農業や森林火災、排気ガスによる煙がヘイズの原因です。

加えて、製紙パルプやパーム油の材料となる樹木を植えるための土地確保を目的とした、熱帯雨林の伐採や焼き払いも原因の1つです。

発生した煙はモンスーン(南西季節風)により、マレーシアのマレー半島やシンガポールなどの近隣諸国に運ばれます。

毎年、乾季に当たる5〜10月にヘイズが深刻化し、マレーシアの街全体が真っ白い煙で覆われます。

ヘイズに含まれる有害物質

ヘイズには、粒子状物質(PM)・二酸化硫黄・オゾン・二酸化窒素・一酸化炭素が含まれていますが、主要なのは「微小粒子状物質(PM2.5)」です。

微小粒子状物質(PM2.5)は日本でも度々問題となっていますが、呼吸器系の深部まで到達しやすく、粒子表面に様々な有害成分が付着・吸収されているため、健康への悪影響が懸念されています。

【参考:在マレーシア日本国大使館pdf資料

ヘイズによる健康被害

ヘイズによる健康被害は以下のような症状が見られます。

  • 呼吸困難
  • 上気道炎(感染などによる鼻腔炎や咽頭炎)
  • 心臓発作
  • 鼻腔や喉の違和感(ムズムズ・イガイガ感)
  • 皮膚のかゆみ、など

上記に加えて、最近では微小粒子状物質(PM2.5)を含む大気汚染には発ガン性があると認定されています。

またお年寄りや子ども、喘息や気管支炎などの呼吸障害や心疾患、アレルギーを持っている方、喫煙者など、体調を悪化させる可能性が高いので気をつけましょう。

長時間ヘイズに晒されて体調を悪化させないよう、工夫や対策が必要です。

マレーシアでは政府が大気汚染指数を毎日発表しているので、マレーシアに渡航する際は事前の確認をおすすめします。

【参考:ヘイズ悪化に伴う注意喚起(在ペナン日本国領事館)

マレーシア渡航前に大気汚染指数の確認を!

マレーシアヘイズ

マレーシアでは1日3回(7時、11時、17時)、マレーシア政府からヘイズによる大気汚染指数が発表されています。

大気汚染指数(Air Pollutant Index:API)
0ー50 問題なし 健康上のリスクが低く、屋外で通常通り活動できます。窓を開けて屋内の換気も可能です。
51ー100 やや不健康 呼吸器系が弱い方や疾患を持っている方は、屋外での活動を控えた方が安全です。その他、高齢者、子ども、妊婦、心疾患や肺疾患、アレルギー持ちの方も外出は控えましょう。
101ー200 不健康 霧がかかったように視界がぼやっとし始め、煙臭さを感じ始めます。目・鼻・喉・皮膚に違和感や症状が出やすくなるのでマスク着用が推奨されてます。屋内では空気清浄機の利用が重要です。
201ー300 大変不健康 周囲が暗くなり、屋内にいても煙臭さを感じます。車を運転する際はライトの点灯が必要なほど視界が悪くなります。呼吸器系が弱い方・高齢者・子ども・妊婦の方の外出は避けた方が安全です。外出する場合はマスク着用が必須です。場合によっては学校が数日休日になり、航空機の運航も休止します。
301〜 危険 近くの建物が見えないほど視界が悪くなります。煙くささが強くなり、刺激臭のように感じます。呼吸時に痛みを感じたり、苦しさを感じたりします。

近年はヘイズが深刻化しており「200レベル以上(大変不健康)」の日が連続しています。

マレーシア政府から首都クアラルンプール内の全学校に数日休校の命令が出るほど、ヘイズ被害は問題となっているため注意が必要です。

なお大気汚染指数はマレーシア政府の発表以外に、アプリでも調べることができます。

「IQAir AirVisual」では、リアルタイムで世界各地の大気汚染指数を見ることができ、一週間の大気汚染と天気予報も確認可能です。

自分や家族がヘイズで体調を崩すことがないように、日頃からの予防・対策が重要です。

マレーシア渡航後にできるヘイズ対策

マレーシアヘイズ

ヘイズによる体調不良を引き起こさないために、マレーシア渡航後は予防や対策が重要です。

そこで本章では以下2つの状況別でのヘイズ対策について紹介します。

  1. 外出時にできるヘイズ対策
  2. 在宅時にできるヘイズ対策

マレーシア政府からも具体的なヘイズ対策が推奨されているのであわせて紹介します。

外出時にできるヘイズ対策

ヘイズがひどい時は外出を控えるのが一番良いですが、どうしても外出しなければならない予定がある方は以下の対策を参考にしてください。

  • 長時間の外出を控える
    買い物・外食などは控えた方が安全です。必要最低限の外出のみにしましょう。
  • N95規格マスクを着用する
    ヘイズに含まれる微粒子物質は粒子が小さいため、不織布マスクでは防げません。N95規格をクリアしたPM2.5対応のマスク着用がおすすめです。
  • 風邪予防と同じ対策をとる
    体が弱るとヘイズによる体調不良が出やすくなります。こまめな水分補給、ビタミン・ミネラルの摂取、アルコールなどの刺激物を控えるなど対策しましょう。
  • のど飴や目薬を携帯する
    マレーシアのドラッグストアでは日本より比較的安くのど飴や目薬を購入できます。喉の痛みや目のかゆみを感じ始めたらこまめに対策しましょう。

帰宅後は手洗いうがいを徹底し、すぐにシャワーを浴びるのがおすすめです。

在宅時にできるヘイズ対策

ヘイズがひどい時は屋内でも煙臭さを感じます。

家の中にいてもヘイズによる体調不良が出る場合もあるので、以下の対策を参考にしてください。

  • 空気清浄機をフル稼働する
    窓を閉め空気清浄機を常に稼働させましょう。窓を開けての換気はNGです。
    ヘイズがひどい時は赤ランプが常に点灯します。空気清浄機を購入する際は、PM2.5に対応している空気清浄機なのか確認しましょう。
  • 敏感な方はマスクを着用する
    アレルギーを持つ方や呼吸器系が弱い方は、屋内でも体が敏感に反応します。N95規格のマスク着用がおすすめです。

体調を崩さないために質の良い睡眠をしっかり取ることも大切です。

大気汚染指数を確認しつつ、できることからヘイズ対策に取り組みましょう。

まとめ|マレーシア渡航前にヘイズの発生状況を確認しておく

マレーシアのヘイズは年々深刻化しているため、5月〜10月にマレーシアに渡航する方は、大気汚染指数の確認やヘイズ対策を忘れずに行いましょう。

雨季にあたる11月〜4月であればヘイズが落ち着いており、特に1月〜2月は雨の日が少ないので、マレーシアを旅行するなら1月〜2月がおすすめです。

マレーシアに限らず東南アジア全体でヘイズが問題になっているので、長期滞在で周辺国にも訪れる予定がある方は体調管理に気をつけましょう。

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