マレーシア移住について解説!MM2Hビザの条件やメリット・デメリットについて

マレーシア移住でおすすめのビザの一つに「mm2h」があります。
mm2hは、他の長期滞在ビザよりも優遇される点が多く、移住後も快適にマレーシア生活を送ることができます。
ただし2021年より取得条件が大幅に変更されたため、申請時には注意が必要です。
本記事ではマレーシアのmm2hの「変更後の各条件」「メリット・デメリット」「注意点」など全て含めて解説します。
本記事を読めば、mm2hに関する最新情報を把握できるので、ぜひ参考にされてください。
Contents
マレーシア移住の魅力とおすすめのビザについて

本章では、移住先として人気が高いマレーシアの魅力や、長期滞在する方におすすめしたいビザについて以下2点を解説します。
- マレーシアの魅力的な文化と生活環境
- マレーシア移住に人気のビザ「mm2h」とは
紹介するマレーシアの特徴や生活様式を参考に、移住後の暮らしをイメージしてみてください。
マレーシアの魅力的な文化と生活環境
マレーシアは多民族国家で、様々な文化や料理を楽しむことができ、異文化への理解度も高いです。
治安も比較的安全でセキュリティがしっかりしたマンションが多く、日系スーパー、エステ、ゴルフ場などの娯楽施設も充実しています。
【その他マレーシアの魅力】
- 熱帯雨林やビーチなど、大自然をサクっと満喫できる
- 高水準の生活インフラが整っている
- 物価は日本の1/2〜⅔
- 異国情緒あふれる街並みや建造物がたくさんある
- 日本人の口にも合う料理がたくさんある
- 災害が少なく、1年を通して気候が安定している
以上の点から日本人の移住先として人気が高く、長期滞在できるビザを取得する方は少なくありません。
マレーシア移住に人気のビザ「mm2h」とは?
マレーシアは3ヶ月間まではビザなしで滞在可能ですが、マレーシアの魅力に惹かれて、はじめからビザを取得し長期滞在する方が多いです。
長期滞在者や移住者に人気なビザとして「mm2h(Malaysia My Second Home)」があります。
mm2hの取得においては、語学力やビジネス歴を問われず、家族と一緒に移住でき、5年間の滞在が可能です。
条件さえ満たせば何回でも延長できるため、実質永住権とも言われています。
mm2hの条件が大幅変更!マレーシアに移住する前に要確認!

これまで移住者に人気のmm2hでしたが、2021年より取得条件が大幅に変更されました。
本章では、現在のmm2hに関する内容を以下の3つにまとめて紹介します。
- マレーシア政府がmm2hを大幅変更した背景
- 【2024年最新版】mm2hの取得条件について
- mm2h以外のおすすめ長期滞在ビザ
「改悪された」という意見が多く、マレーシア政府は内容の再検討を発表しましたが、今後いつ緩和されるかは不明です。
2024年1月時点での情報なので、移住手続きを始める方は最新情報を随時チェックしましょう。
マレーシア政府がmm2hを大幅変更した背景
これまでmm2hの月収条件は10,000RM(30万円)でしたが、2021年10月より40,000RM(120万円)以上に変更されました。(1RM=30円換算)
資産額や定期預金額の条件も、従来の4倍以上の額に引き上げられ、マレーシア移住を断念した方も多いようです。
現在マレーシア政府は「シンガポール化」を計っており、富裕層やマレーシアにとってメリットになる外国人を呼び込もうとしています。
加えて、増加する移住者数の割合を整理する狙いもあるため、今回の大幅な変更があったと考えられています。
【2024年最新版】mm2hの取得条件について
月収、資産額、定期預金額の他にも、いくつかの項目が条件変更されています。
そこで、従来のmm2hの条件と、2024年1月現在のmm2hの新条件や、申請時にかかる費用についてまとめました。
【mm2h変更条件と申請費用(1RM=30円)※2024年1月時点】
| 申請項目 | 旧条件 | 新条件 |
|---|---|---|
| ①年齢 | 申請時点で20歳以上 | 申請時点で35歳以上 |
| ②マレーシア国外からの収入額 | 月10,000RM(30万円以上) | 月40,000RM(120万円以上) |
| ③資産額 | 申請者50歳以上:350,000RM(1,050万円以上)49歳以下:500,000RM(1,500万円以上) | 年齢に関係なく1,500,000RM(4,500万円以上) |
| ④マレーシアの銀行への定期預金額 | 申請者50歳以上:150,000RM(450万円以上)49歳以下:300,000RM(900万円以上) | 年齢に関係なく1,000,000RM(3,000万円以上)帯同家族1名につき別途50,000RM(150万円必要)〈注1〉 |
| ⑤滞在義務 | 無し | 35〜49歳:1年間に90日以上の滞在が必要。50歳以上:従来通り滞在義務は無し |
| ⑥有効期間 | 初回発行時から10年間更新可 | 初回発行時から5年間更新可。※ただし新条件の項目を全て満たすこと |
| ⑦年間登録料 | 90RM(2,700円)/年 | 500RM(1.5万円)/年 |
| ⑧発行手数料 | 500RM(1.5万円)/人 | 申請者本人:5,000RM(15万円)配偶者:2,500RM(8万円) |
| ⑨更新時の条件 | 定期預金を継続していれば可 | 新条件をすべて満たしていること |
〈注1〉④定期預金に関して|マレーシア国内の銀行口座開設とmm2h取得後、1年経過するとマレーシア国内での「不動産の購入・車の購入・子供の教育費・高額医療費」への使用目的に限り、預金額の半分まで引き出し(解約)が可能です。
表を見ての通り、大幅に条件が変更されたことがわかります。
申請者本人の年齢や、帯同者によって内容が細かく異なるので注意しましょう。
mm2hの取得が厳しいかもしれないと感じる方は、他の長期滞在ビザでの移住がおすすめです。
mm2h以外のおすすめ長期滞在ビザ
mm2h以外のビザでマレーシアに移住する場合、「デジタルノマドビザ」「学生+保護者(ガーディアン)ビザ」がおすすめです。
簡単に2つのビザの条件をまとめました。
【デジタルノマドビザの条件】
- 有効期間は3〜12ヶ月間(1年だけ更新可)
- 最長2年間まで滞在可
- 申請者は18歳以上
- 配偶者や子どもの帯同可
- マレーシア国外からの月額収入が24,000USD(約310〜350万円)/ 年
- 申請料:申請者本人は1,000RM(3万円)、帯同者は500RM(1.5万円)
【学生+保護者(ガーディアン)ビザの条件】
- 有効期間は1年(毎年更新する必要がある)
- 学生ビザの認可校のみ申請可(小中一貫校ではない保育園等は対象外)
- 保護者(ガーディアン)ビザでの就労は不可(週20時間以内のアルバイトは可)
- 18〜35歳まで申請可(学校やコースにより異なる)
- 申請した子供が複数人いる場合でも、保護者へのビザ発給は1人分のみ
デジタルノマドビザはIT・デジタル系の職種であれば誰でも申請でき、条件も比較的緩いため、移住目的での取得人気が高まっています。
マレーシアは日本と比べて物価が低い分、入学金や授業料なども割安です。
そのため、最近では母子留学(親子留学)先として人気で、「教育移住」という名目で、学生+保護者(ガーディアン)ビザを取得し、マレーシアに移住する方も多いです。
mm2hはマレーシア移住におすすめ?メリットを紹介

mm2hは取得が難しいものの、取得さえできれば他のビザよりも良い条件でマレーシアに移住できます。
mm2hを取得するメリットは主に以下の5つです。
- マレーシアに長期滞在できる
- 家族と一緒に移住できる
- 高利回りのマレーシアの銀行に口座開設できる
- 節税できる
- 住宅ローンが優遇される
マレーシア移住を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
マレーシアに長期滞在できる
mm2hは他の長期滞在ビザと比べて、移住許可される滞在期間が5年と長いです。
条件さえ満たせば延長可能で「実質永住権」とも言われるため、マレーシアでの暮らしが気に入った方には一番おすすめです。
家族と一緒に移住できる
mm2hでは配偶者・子ども・申請者本人の両親も一緒に移住できます。
配偶者と子どもは申請者本人と同じタイミングでビザを取得でき、その後に申請者本人の両親が帯同ビザの申請・取得が可能です。
帯同する子どもは「20歳未満(未婚)であること」が条件です。
後から追加申請も可能ですが、年齢が20歳と6ヶ月を過ぎる前に申請する必要があります。
申請者本人の両親の場合、半年ごとに更新手続きが必要です。
高利回りのマレーシアの銀行に口座開設できる
mm2hを取得することで、移住後にマレーシア国内の銀行口座を開設でき、現地での資産運用が可能です。
定期預金の金利は大体3%前後で、日本人向けの定期預金金利キャンペーンが行われていたり、銀行によってはジャパンデスクが用意されていることもあります。
口座開設にあたっては、ビザの種類により必要書類が異なるため、マレーシア移住に詳しい専門のサポート会社に頼むと安心です。
節税できる
マレーシアで年金を受け取る際、必要書類を提出すれば非課税にできます。
また日本に納める国民健康保険料、国民年金保険料、住民税、所得税の支払いは必要書類を提出すれば免除・減税が可能です。
以下の表では、「マレーシアに移住した場合」と「日本で暮らす場合」に発生する税金を比較しました。
【日本とマレーシアの税金比較(1RM=30円換算)】
| マレーシア | 日本 | |
| 所得税 | ・滞在が182日以内:30%(過払い分は翌年の確定申告後に還付)
・滞在が182日以上:所得の5〜10% |
収入の5〜45% |
| 固定資産税(土地・建物を合算) | 都市部の100㎡の物件で1,000〜3,000RM(30,000〜90,000円)/年 | 固定資産評価額×標準税率1.4〜1.6% |
| 贈与税 | なし | 10〜55% |
| 相続税 | なし | 10〜55% |
| 住民税 | なし | 10% |
| 消費税 | なし | 10% |
この他、高級レストランなどではサービス税(6%)とサービスチャージ(10%)がかかる場合があります。
住宅ローンが優遇される
mm2hで移住した場合、マレーシアでは外国人でも現地不動産を担保に、マレーシアの銀行から住宅ローンを受けることができます。
掛け目はmm2hではない場合は物件価格の約50%ですが、mm2h取得者は60〜70%まで優遇されます。
所有時のコストやリスクが日本よりも低く投資先として人気ですが、最低購入価格に制限があり、利回り狙いの投資をしたい方は物件選びに注意が必要です。
サムライプラスでは、現地に精通している専門スタッフから、不動産の最新情報を提供しております。
マレーシア移住全般に関するご相談も受け付けております。
お気軽にサムライプラスへお問い合わせください。
mm2hはマレーシア移住におすすめ?デメリットを紹介

本章では、マレーシア移住でmm2hを取得した場合のデメリットについて、以下3つを解説します。
- まとまった資金が必要
- mm2hの取得に時間がかかる
- マレーシア国内での就労が不可
mm2hは優遇されることが多い分、申請から取得までの難易度が高いです。
mm2hの取得を目指している方はぜひ参考にしてみてください。
まとまった資金が必要
2021年の大幅な条件変更により、まとまった資金が必要になりました。
条件を満たすためには申請者本人のみでも約8,000万円の資金が必要で、さらに帯同者1人につき約150万円程度増えていきます。
移住後も、長期スパンで資金を安定的に確保することが大切です。
mm2hの取得に時間がかかる
mm2hの申請には申請書類以外に、各種証明書などの必要書類をいくつも揃えなければいけません。
移住にあたっては、書類の準備段階で手間がかかり、申請から許可までは3ヶ月〜6ヶ月かかります。
さらに、許可が下りた後は6ヶ月以内にマレーシアにて本申請を行わなければいけません。
マレーシア移住の手続きは複雑なため、mm2hを取得する場合はサポート会社の利用が一般的です。
マレーシア国内での就学・就労が不可
mm2hはマレーシア国内での就学・就労ができません。
移住後は基本的にマレーシア国外からの収入を得る必要があります。
ただし特例として、専門職を有する50歳以上の外国人に限り、週20時間以内の就労が可能です。
マレーシアに移住する際の注意点

本章では、mm2hでマレーシアに移住した場合の注意点について、以下の4つを解説します。
- mm2hが条件変更される可能性がある
- 永住の保証があるわけではない
- 定期預金を維持する必要がある
- マレーシアの医療保険には要加入
mm2hの申請がスムーズに行えるよう、注意点を参考にしてみてください。
mm2hが条件変更される可能性がある
mm2hの大幅な条件変更により、今後、外国人富裕層への課税強化の流れも見えてきました。
マレーシアは日本と比べて、法律などの変更が発表されてから、数日程度で施行されることも珍しくはありません。
昨日までは問題なかったことが引っかかる場合もあるため、現地の最新情報を把握しておきましょう。
永住の保証があるわけではない
mm2hは延長申請が可能なので、実質永住権とも言われています。
変更前の、2019年における各国の申請件数は合計で約8,000件でしたが、変更後の2022年には約100件まで落ちています。
今後、更なる条件の引き上げがあった場合、取得・延長できない可能性があることを覚えておきましょう。
定期預金を維持する必要がある
前半の表で解説した通り、定期預金額も大幅に条件が変更されました。
【mm2h取得条件:定期預金額について(2024年1月時点)】
- 申請者本人1,000,000RM(3,000万円以上)
- 帯同家族1名につき別途50,000RM(150万円以上)
特例で、mm2h取得から1年後に「不動産の購入・車の購入・子供の教育費・高額医療費」への使用に限り、預金額の半分まで解約可能です。
ですが、延長申請時には必ず元の定期預金額を維持しなければいけません。
解約するタイミングや、解約後の預金残高には注意しましょう。
マレーシアの医療保険には要加入
mm2hでは保険加入が条件として定められています。
なおmm2h以外のビザで移住した日本人の多くは、全額自己負担の私立病院を利用しているため、ほとんどの方が医療保険に加入しています。
マレーシアでの医療費や医療保険については、他の記事で詳しく解説しているので、併せて参考にしてみてください。
まとめ|mm2hの取得条件を把握してマレーシアに移住しよう
マレーシアに移住する場合、一番おすすめのビザは優遇点が多いmm2hです。
日本よりも節税ができ、住宅ローンも優遇され、配偶者・子ども・申請者本人の両親の帯同が可能です。
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マレーシア移住に関するご相談はいつでも公受け付けているので、お気軽にお問い合わせください。
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