マレーシアの日本人学校4つの特徴を解説!入学条件や学費・実際の評判について

マレーシアは日本人が選ぶ海外移住先として、常に人気が高い国です。
マレーシアに長期滞在する日本人は駐在員やその家族の割合が最も多く、子どもがいる家庭はどこの学校に通わせるか悩むことも多いです。
マレーシアは物価が安いためインターナショナルスクールなど私立の学校にも通わせやすいですが、帰国後に日本の公立学校の雰囲気に馴染みづらくなるといったデメリットもあります。
そのため子どもを日本人学校に通わせる家庭も少なくありません。
そこで本記事では、マレーシアにある日本人学校の紹介と入学手続きの流れ、日本人学校のメリットデメリットについて紹介します。
Contents
マレーシアにある日本人学校は4つ

マレーシアでは以下の4つの日本人学校が各主要都市で運営されています。
- クアラルンプール日本人学校
- ペナン日本人学校
- ジョホールバル日本人学校
- コタキナバル日本人学校
どの学校も日本のカリキュラムに沿って教育を受けることができ、各学校によって英語に力を入れていたり、体験学習が多かったりと特徴があります。
紹介する内容を参考に、学校選びを進めてみてください。
クアラルンプール日本人学校
クアラルンプール日本人学校は、当初2名の教員と14名の児童で1966年に日本人小学校として開校しました。
1970年に幼稚部、1971年に中学部が開設し、これまでに皇太子・同妃両殿下や日本の歴代総理大臣が度々来校されています。
緑豊かな広い敷地に各学部の校舎と、校庭・体育館・プールが2つずつあり、日本全国から選ばれた優秀な日本人教員が授業を行っています。
英語教育に力を入れている学校で、小学1年生〜中学3年生は週2回のネイティブの教員による英語授業を実施、さらに現地マレーシアの方との交流会やお泊まりも定期的に実施しています。
園児・児童・生徒数はマレーシアの日本人学校の中で一番多く、令和5年9月時点で522名が在籍中です。
| 学校名 | The Japanese School of Kuala Lumpur |
| Tel | (+06)3-7846-5939 |
| (小・中学部)jskl2@jskl.edu.my (幼稚部)kindergarten2@jskl.edu.my | |
| 住所 | Saujana Resort Seksyen U2, 40150, Selangor Darul Ehsan, Malaysia |
| 学校HP | https://jskl.edu.my/ |
ペナン日本人学校
世界遺産の街、ジョージタウンの一角に校舎を構えるペナン日本人学校は1974年に開校しました。
クアラルンプール日本人学校よりも郊外にあるので、通学時に渋滞にはまることがないのも親にとって嬉しいポイントです。
小学部と中学部の2学部のみの日本人学校で、在籍児童・生徒数は令和5年4月時点で127名となっています。
各学年1クラスずつで、児童・生徒数が少ない分全員が仲が良く、学校行事では一人一人に役割があるので見応えもあります。
ペナン日本人学校でも日本全国から選ばれた教員が授業を行っており、教育熱心でさらに保護者会やゴルフコンペに参加したりと精力的な先生が多いです。
そのため日本人学校に関わる子ども・親・教員が大きな家族のような存在に感じられるようです。
| 学校名 | Penang Japanese School |
| Tel | (+06)4-2812-685 |
| pjs@mypjs.edu.my | |
| 住所 | 140, Jalan Sungai Pinang, 10150 George Town, Pulau Pinang, Penang, Malaysia |
| 学校HP | https://sites.google.com/mypjs.com/home |
ジョホール日本人学校
1997年、サッカー日本代表が初めてワールドカップ出場を決めた「ジョホールバルの歓喜」で知られる場所に、同年の1997年にジョホール日本人学校が開校しました。
小学部と中学部の2部編成で、在籍児童・生徒数は令和2年10月時点で49名となっています。
ペナン日本人学校よりも小規模の日本人学校です。
英語に力を入れており、生徒の習熟度に合わせて3つのグループに分けて英会話授業を行っています。
人数が少ない小学部ではほぼ個人レッスンのような形で実施されており、編入したては戸惑うものの、リスニングや先生からの質問にもスムーズに答えられる力がすぐに身につくでしょう。
年間行事は日本同様に運動会や文化祭(ペスタクラバ)などがあり、計画から運営まで児童・生徒たち全員が積極的に参加し、小規模校ならではの取り組みが行われています。
| 学校名 | THE JAPANESE SCHOOL (JOHOR) |
| Tel | (+07)-386-4562 |
| jsj2@jsj.edu.my | |
| 住所 | Jalan Persisiran Seri Alam, 81750 Masai, Johor, Malaysia |
| 学校HP | https://www.jsj-malaysia.com/ |
コタキナバル日本人学校
コタキナバル日本人学校は1983年にボルネオ島のサバ州に開校されました。
児童・生徒数は令和5年4月時点で26名と、小規模で運営されています。
マレーシアは海を挟んで西と東の2つの島に分かれており、コタキナバル日本人学校は東マレーシア唯一の日本人学校です。
コタキナバルは南シナ海に面しており、世界有数のダイビングスポットや世界自然遺産のキナバル山や熱帯雨林があり、近年世界中から観光客が訪れています。
カリキュラムには英語学習の他に体験学習も積極的に取り入れており、マレーシアの社会、自然、文化について理解を深める教育を行っています。
特にマムティック島での自然体験学習や、護衛艦見学、植林活動などは他の日本人学校では体験できない特別な行事です。
なお、本来日本人学校は駐在員の子どもが通うための私立学校なので、親が就労ビザなど限られた種類のビザを取得している必要があり、これに該当しないビザでは入学が許可されません。
しかしコタキナバル日本人学校は、入学生には学生ビザ、親には保護者ビザの申請が許可されているため、語学留学先や母子留学先として選ぶこともできます。
| 学校名 | KINABALU JAPANESE SCHOOL |
| Tel | (+60)088-422297 |
| kjs1983sabah@gmail.com | |
| 住所 | Lorong Burong Ejek, House No.8, Miles 3.5,Jalan Tuaran, 88450 Kota Kinabalu, Sabah, Malaysia |
| 学校HP | https://kjs1983sabah.wixsite.com/kinabalu-japanese-sc |
マレーシアの日本人学校へ入学する流れ

マレーシアの日本人学校への入学は、どの学校もほぼ同じ流れです。
本章では入学条件や入学までの流れについて以下の4項目に分けて解説します。
- マレーシアの日本人学校への入学条件
- 入学前に準備しておくもの
- 親子面接の実施
- 入学金・授業料の納入
必要書類を用意するまでに時間がかかるので、日本人学校に入学予定の子どもがいる家庭は余裕を持って準備を行いましょう。
マレーシアの日本人学校への入学条件
マレーシアの日本人学校への入学は「日本国籍であること・該当する長期滞在ビザを所有していること・日本人会会員であること・子どもが日本語を話せること・日本語教育を受けることが可能なこと」が基本的な条件です。
各日本人学校のホームページには、それぞれの入学条件が記載されているので、確認してみてください。
コタキナバル日本人学校の場合は、語学習得を目的とした母子留学も受け入れているため、ビザが理由で入学拒否されることはありません。
しかし、ビザの手続きや住まいに関しては個人で手配する必要があるので、不安な方は代行エージェントの利用がおすすめです。
なおサムライプラスでは実際に現地在住の専門家が、マレーシアへの移住に関するご相談に対応しております。
起業などの相談も受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。
入学前に準備しておくもの
入学・編入に関する必要書類は準備に時間を要するので、早めに準備に取り掛かりましょう。
入学・編入ともに必要な書類は以下の通りです。
- 入学・編入学願書
- 誓約書
- 日本人会入会申込書
- 児童・生徒保険調査票
- 児童・生徒家庭調査票
- 破傷風予防接種の調査票
- 就学許可証
学校や学部によって提出書類は若干異なります。
不明な点は電話やメールで直接日本人学校に問い合わせて、不備がないように準備しましょう。
加えて日本の学校から日本人学校へ編入する場合、在籍校に転出届けを提出したのち以下の書類を受け取り、日本人学校へ提出する必要があります。
小学部に新入学する場合は、以下の書類の準備は不要です。
- 在学証明証(卒業証明証)
- 指導要録の写し(在学した全期間分)
- 健康診断票
- 歯・口腔の検査票
必要書類を提出したら、教科書を受け取ります。
日本から編入する場合は、国から給付される海外校用教科書を日本の「公益社団法人 海外子女教育振興財団」で受け取りマレーシアに渡ります。
マレーシア国内やその他の国の日本人学校から編入する場合は、利用している教科書を継続して使用します。
インターナショナルスクールや現地校から編入する場合は、日本人学校に問い合わせて指示に従ってください。
親子面接の実施
書類の提出後、管理職による簡単な親子面接を行います。
面接では心身の健康状態や、集団での授業を介助なく受けられるかを確認されます。
常時介助が必要な子どもや、学校内で安全確保ができないと判断された場合は入学を断られる可能性があります。
入学金・授業料の納入
入学が決まったら入学金を支払います。
入学金は日本人学校や学部で額が異なります。
その後、授業料・補助教材費・施設拡充費・PTA会費・通学バス代が毎月引き落とされます。
こちらも学校や学部によって額がそれぞれ異なるので、入学時に渡される書類やホームページで確認しましょう。
マレーシアの日本人学校に通うメリット・デメリット

本章ではマレーシアの日本人学校に通うメリットとデメリットについて、それぞれ紹介します。
- マレーシアの日本人学校に通うメリット
- マレーシアの日本人学校に通うデメリット
紹介するメリット・デメリットを、マレーシア移住後の学校選びの参考にしてみてください。
マレーシアの日本人学校に通うメリット
マレーシアの日本人学校のカリキュラムは日本の学校とほぼ同じなので、帰国後に日本の学校に適応しやすいメリットがあります。
また日本人学校の教員は、選抜されて赴任した方ばかりなので日本国内の平均的な教師の水準よりも高い指導力を期待できます。
さらに1クラスの人数が少ないので、一人一人に合ったレベルで質の高い授業を受けることができるのも嬉しいポイントです。
その他、日本人学校に通うことで考えられるメリットは以下です。
- 英語スキルが身につきやすい
- 体験学習が多く自主性が身に付きやすい
- インタースクールより学費が安い
- 日本語を適切に身につけられる…など
特に園児や児童は論理的思考を身につける時期であり、インタースクールのように学校では完全英語、家庭では日本語で話すような極端な環境に置かれると、論理的思考の発達が遅れるという研究結果もあります。
英語学習も取り入れつつ、年齢に応じて適切なレベルの日本語教育が受けられるのは日本人学校に通う最大のメリットとも言えます。
マレーシアの日本人学校に通うデメリット
日本人学校では給食がないため、毎日お弁当を持参する必要があります。
また、インタースクールに比べると英語スキルが身に付きにくいため、英語スキルを伸ばしたい場合はインタースクールがおすすめです。
ただ、日本人学校でも高学年になると英検3級を取得している児童や、英語で日常会話ができる児童も多いです。
その他、考えられるデメリットは以下の通りです。
- 帰国後、帰国子女枠が使えない
- PTA仕事を断りにくい
- 高等学校がない
- 日本の価値観から抜け出せない…など
メリットやデメリットは人それぞれ変化するので、一概に決め付けられませんが学校選びの参考として知っておくと役に立つでしょう。
紹介した内容を参考に、家庭ごとの教育方針や子どもの希望に合わせて学校を選んでみてください。
まとめ|マレーシアの日本人学校はカリキュラムが充実している
マレーシアの日本人学校は、日本の公立校のようにカリキュラムが組まれ、行事やイベントも日本の学校とほぼ同じです。
また教員のレベルが高く、英語教育や体験学習にも力を入れているので子どもの自主性が身に付きやすい環境といえます。
日本の公立校と近い環境で教育を受けさせたい場合や、短期間の駐在ですぐに帰国する場合は日本人学校がおすすめです。
本記事で紹介した内容を参考に、子どもの意見も聞きながら学校を選んでみてください。
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